スーツスタイルを着用する、ビジネスパーソンに必須アイテムのネクタイは、毎日のように締めることになりますよね。
まさに、身体の中心にありファッションの中でも目立ちます。
毎日のようにつけていると、シワがついたり、汚れの付着やヨレたりして見栄えが悪くなってしまうこともあります。
ネクタイを定期的に手入れをしたい、それでもクリーニングで出さなくて自宅で洗えないかなと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
人との接触を避け、ソーシャルディスタンスを守るような世の中になっていますし、節約も兼ねて自分でできることはしたいですよね。
今回は、ネクタイをクリーニングに出さないで自宅で洗えるのか、洗濯不可の種類と失敗して痛む前に知っておくべき注意点と、洗濯手順などについて紹介していきます。
目次
ネクタイをクリーニングに出さないで自宅で洗える?
今の時代は、人の距離を適度に空けるソーシャルディスタンスが、マナーやモラルとして常識化しています。
それでは、できるだけ特定の人が居る場所を避けたり、他人に会わないように気をつけながら生活をしている人が多いでしょう。
ネクタイに関しても、クリーニングに出しに行くと道中で人とすれ違うかもしれませんし、お店の人と対面で解決が必要になるので不安になる人がいます。
とりあえず、ネクタイをクリーニングに出さないで自宅で洗えないかと思っている人も多いのではないでしょうか。
自宅でネクタイを洗うことができれば、クリーニング代の節約にもなりますよね。
ただし、全てのネクタイが家で洗えるわけではありません。
そもそも、素材で洗ってはいけないネクタイがありますが、洗濯表示のラベルに洗濯機で洗える、あるいは手洗いできるという印が付いていないものは自宅で洗濯不可です。
もし、そのようなネクタイを家で自分で洗ってしまうと、色落ちしたりボロボロに痛む恐れがあります。
自宅で洗濯できないネクタイは、持っていくのが面倒かもしれませんがクリーニングに出しに行った方が良いです。
一歩も家から出たくない人は、今は「宅配クリーニング」のサービスが普及していますので、利用してみるのも良いでしょう。
洗濯に向いていないネクタイの種類
間違って、洗濯に向いていないネクタイを自宅で洗ってしまうと取り返しのつかないことになって、後悔してしまいます。
そのようなことを起こさないためには、ネクタイに付いている洗濯表示のラベルを確認したり、洗ってはいけない素材をきちんと頭に入れておくことが大事です。
洗濯にむいていない、ネクタイの種類は「シルク100%・刺繍、ちりめんなど特殊な柄」です。
シルク100%のネクタイは、繊維がとても繊細で毛羽立ちしやすいので、家での洗濯は避けた方が良いでしょう。
その他には、ドライクリーニングオンリーと洗濯表示されているラベルのものや、プリントされたもの、エンボス加工が施されているネクタイなどはクリーニングに出すことをおすすめします。
クリーニングに出さないで自宅で洗えるのはどんなネクタイ?
自宅で洗濯できないネクタイだけを知っていても、反対に洗えるものは何なのかを知っておられると、本当にこれは大丈夫なのか不安になりますよね。
まず、洗濯の不可をどこで見納めかは、先程お伝えしたようにネクタイについている洗濯表示のラベルを確認してご理解ください。
洗濯表示を見て、洗濯OKと書いてあるものは自宅で洗います。
素材に関しては、低価格で販売しているポリエステルタイプは家で洗うことが可能です。
ポリエステルは、洗っても色落ちしにくいため安心して洗濯しやすいです。
ネクタイが汚れている場合は、そのまますぐに洗濯をするのではなく、さっと水洗いで落としたり、拭取ってから洗うようにします。
拭き取る際に、あまり力を入れてこすってしまうと、生地が痛くなってしまう原因になるので注意が必要です。
ネクタイの洗濯に失敗して痛む前に知っておくべき注意点
ネクタイの洗濯に失敗して、痛んでしまわないようにするためには、以下のような注意点を参考にして見てください。
洗濯機で洗うのはNG
実は、ネクタイの洗濯表示のラベルに洗濯OKと書いていても、洗濯機OKの表示が無ければ洗濯機で洗ってはいけないのです。
そのまま正しくて洗濯機で洗ってしまうと、ネクタイにヨレやシワができたり戻らなくなる恐れがあります。
ですので、洗濯OKの表示があるものの、洗濯機OKの表示が無い場合は必ずネクタイを手洗いしてください。
色落ちテストをする
自宅で洗濯できるネクタイは、洗う前に一度色落ちテストをするようにします。
というわけで、洗濯できるもので色落ちするネクタイもあるからです。
色落ちテストのやり方は、洗う前に洗濯に使う洗剤を白タオルに浸透させて、ネクタイの目立たないところに少量つけます。
その際、タオルにネクタイの色が付着した場合、色落ちしてしまう恐れがあるので水洗いは止めた方が良いです。
手洗いをする
ネクタイの洗濯表示のラベルに、手洗いOKと書かれているものは自分の手で洗うことができます。
洗濯機で洗えるネクタイも、できれば手洗いをしてあげた方が傷みにくいでしょう。
洗濯機は、強い圧力がネクタイにかかるので、ネクタイがヨレヨレになってしまうこともありますが、手洗いで力加減を調節できるので安心して洗います。
ネクタイをクリーニングに出さないで自宅でする洗濯手順
自宅でネクタイを洗う場合、洗濯機を使用しない時は手洗いをします。
手洗いをするか、適当に洗うとあまり汚れが落ちません、ネクタイを痛めてしまう恐れもあります。
そのため、きちんと必要な道具を揃え、洗い方の順番を守ることが綺麗に汚れを落とすために大切です。
ネクタイを自宅で洗う場合は、以下のような洗濯手順を参考にして見てください。
洗濯前に準備するもの
まず、洗濯前は以下のように必要な道具を準備します。
・洗面器
・バスタオル
・ドライマーク、中性洗剤が表示されている洗剤
・綿の布
・スチームアイロン
・ハンガー
染み抜きをする
ネクタイを洗う前に、汚れやシミがついていないか確認します。
シミがついている場合は、親指と人差し指を使って優しく挟んで揉んでいきます。
次に、シミを落とす作業に入るので、綿の布に洗剤を少量つけシミを軽く叩きながら染み抜きをしていきます。
洗剤では取り除けなかったシミは、ベンジンを通気性の良い場所で使って落とします。
ぬるま湯に洗剤を入れて浸ける
次に、洗濯液を作っていきます。
洗面器に、40℃位のぬるま湯を入れて、ドライマーク・中性洗剤の表示がある洗剤20mlをぬるま湯に接合して洗濯液の完成です。
その後に、ネクタイを洗濯液の中に入れて約5分浸けます。
ゆらし洗いをする
5分程、洗濯液の中に浸けたらネクタイを洗面器の中で揺らしながらゆらし洗いをします。
揺らす回数は20回位を目安にして、ネクタイの汚れが落ちて綺麗になるまで何回も水を取り替えて、すすいでいきます。
水分を導く乾燥
ネクタイの汚れを落としたら、水分をそのまま乾燥させます。
バスタオルや大きな目のタオルで、ネクタイを包み上から軽く圧力をかけながら水気を吸い取っていきましょう。
しっかり水分を除去できたタイミングで、ハンガーにネクタイをかけて太陽の光が当たらない風通しの良いところで、半日~1日かけて乾燥させます。
アイロンがけをする
ネクタイが整ったのを確認したら、スチームアイロンを使って温度150℃~160℃(低温~中温)に設定し、ハンカチや布を当てながらアイロンがけをして完了です。
ネクタイのクリーニングのまとめ
ネクタイは、自宅で洗うことができるものとダメなものがあります。
見分け方は、ネクタイについている洗濯表示のラベルで判断したり、シルク100%の素材、刺繍、ちりめんなど特殊な柄、エンボス加工が施されているものはクリーニングに出した方が良いです。
家でネクタイを手洗いする際は、必要な道具を揃えて洗濯手順を守ることが大切です。
ブログ作成者
石澤大
「商品の本当の良さは作り手の熱い思いと考え方。
それを引き、伝えるだけ。」
- 略歴 -
1979年福島県生。
同志社大学心理学専攻卒。
大阪デザイナー専門学校プロダクトデザイン科卒。
プロダクトデザイン事務所、
アパレルメーカーを経て「DESIGN=」設立。
人の心を何よりも大切にする
ブランド戦略のトータルプロデューサー。
楽天市場1位受賞商品30以上創出。