社会人になると、仕事の成績や評価は大切になりますが、ビジネスマナーも重要です。
ビジネスマナーと言うと、堅苦しい行儀作法を覚えたりマニュアル通りにやるのは機械的だと感じて嫌悪感を覚える方もいるでしょう。
マナーは、形ではなくて相手に対する思いやりをもつという心の部分です。
今回は、ビジネスマナーに必須な5つの大切なことについてや、マニュアル通りにやる落とし穴などについて紹介していきます。
目次
マナーが身についているビジネスパーソンは思いやりの精神を持っている
日本人は、昔から他人に対する礼儀正しさがあり、困っている人がいたら助けてくれるというギブの精神がある方が多いです。
それは、ビジネスにおいても同様です。
マナーが身についているビジネスパーソンは、思いやりの精神を持っており仕事に関わる人を大切に思っています。
人間関係や信頼関係の構築が上手く、仕事ができる方が多いです。
マナーは、「形」で行動に表すことができますが、大切なのは目に見えない「心」のところです。
マナーを身につけて相手を敬う心を持つことが大切
反りが合わないビジネスパーソンと出会った時に、会話したり相手の態度を見て不快な思いをしてしまうこともあるかもしれません。
それは、人それぞれ考え方や価値観が違うので、こちらは普通に接しているつもりでも相手からするとビジネスマナー違反に感じたり、感じが悪く見られてしまうからなのです。
仕事で良好な関係性を維持していくために、上辺だけフラットな気持ちを表す人もいて、本心では快く思っていないビジネスパーソンもいるものです。
ビジネスで出会う人全てに対して、個人の感情をいちいち出していては疲れてしまいますし、仕事が回ってなくなるのでドライな関係性を重視する人は多いのではないでしょうか。
仕事で一方通行に進んでいくビジネスパーソンには、こちらの一方的な意見だけを相手に伝えて上手く行くケースは少ないでしょう。
お互いに対話をしながら、ビジネスを進めているつもりで良い結果に繋がっていくものです。
相手を敬う心を持たなければ、相手の意見に耳を傾けることができなくなります。
マナーを身につけて相手に感謝する心を持つことが大切
私達は、同じ人間という生き物ですが考え方や価値観は人それぞれ違います。
ですので、仕事に関わるビジネスパーソンとは、お互いに共感できる部分もあれば全くできないこともあるでしょう。
自分の考えや価値観が世の中の常識だと思う。
人それぞれ、考え方や価値観が違うからこそ多様な働き方が存在し、働き手も自分に合った仕事を見つけやすい時代になりました。
自己中心的な考えを持たず、いつでも思いやり精神を持つ人や、感謝する心と共にいるビジネスパーソンは会社にとっても頼もしい存在です。
マナーに必須な5つの大切なこと!
仕事は独りよがりでできるほど甘くはありません。
相手に対して思いやりの精神を持ち、見返りを求めないで接することで仕事上のコミュニケーションや人間関係が円滑に進みます。
できるだけ、仕事に関わるビジネスパーソンから好印象を持ってもらうための方法として、ビジネスマナーに必須な5つの大切なことを紹介します。
言葉遣い
言語の中でも日本語は難しいと言われています。
日本人の私達でさえ敬語の使い方や、ビジネスマナーに相応しい言葉遣いをするのは難しいですよね。
しかし、遣いが不適切であれば相手に違和感を与えてしまったり、否定的な言葉を持たれてしまう恐れがあります。
社会人の言葉遣いとして、適切な敬語や時にはクッション言葉などを使って誰とでも会話ができるようになることが大切です。
身だしなみを整え清潔感を出す
ビジネスの場では、ビジネスパーソンの第一印象が大切になってきます。
特に、お互いの性格や人柄などわからない初対面では、まず見た目の清潔さや身だしなみが整っているのかが相手の印象を決める判断材料になります。
髪の毛がボサボサだったり、ヨレヨレのスーツを着ているビジネスパーソンと一緒に仕事をしたいと思う人は少ないのではないのでしょうか。
相手から好印象を持ってもらうためにはビジネスマナーとして、身だしなみを整える清潔感を出すことが大切です。
時間・約束を守る
仕事ができるビジネスパーソンほど、時間・約束を守ることの重要性を理解しているものです。
例えば、取引先の人の待ち合わせに遅れてしまうと、自分だけではなく相手の時間も奪ってしまうことになりますよね。
また、時間や約束を守ってもらえなかったビジネスパーソンからは、自分のことを雑に考えられたと思われて
気にされるかもしれません。
ですので、ビジネスマナーとして時間・約束を守ることが大切です。
挨拶は自分から
仕事で出会う人には、必ず挨拶をするように意識している人が多いでしょう。
成果では求められがちですが、調子が良い時もあれば良くない時もあるものです。
しかし、挨拶にはスランプはありませんし、挨拶をすることでビジネスパーソンはビジネスマナーをしっかり意識しているとか、真面目な人だなとかポジティブに思われやすいです。
できれば、挨拶は自分からするようにすると、誰に対しても挨拶のし忘れを防ぐことができますし、より好印象を持ってもらいやすくなります。
報告・連絡・相談
職場での大きなトラブルや、仕事上のミスを防止する確率を上げるためには「報告・連絡・相談」が大事です。
「報告・連絡・相談」をする時は、できるだけ相手にわかりやすく伝えるために5W1Hも意識すると良いでしょう。
ビジネスマナーは大切なことだけどマニュアル通りにやる落とし穴とは?
ビジネスマナーは、色々な種類があります。勤務先の会社によって何を重視にするのかや、マニュアルが違います。
したがって、世の中の全ての企業の従業員が同じ種類のビジネスマナーを身につけているわけではありません。
会社独自の決まり事ごとをつくっているところもあります。
マナーを身につけるには、マナー講師や社内の人から教えてもらうケースがほとんどだと思いますが、大半はマニュアルに沿った形で習得するはずです。
実践する時は、マニュアル通りの対応を常にするのではなく、なぜそのような立ち居振る舞いをする必要があるのかの理由や、意味まで考えないと形だけで終わってしまう恐れがあります。
マナーで全部マニュアル通りではなく臨機応変に対応も大切なこと
仕事に関わるビジネスパーソンと、良好な人間関係や信頼関係を維持していくためには、ビジネスマナーを全部マニュアル通りで対応するのはおすすめしません。
大半のマニュアルは、今まで働いてきた社会人の先輩達の気付きがまとめられていたり、ビジネスシーンで一般的に使われる情報が記載されています。
しかし、相手と接した際の空気感や状況は、自分しかわかりませんよね。
マニュアル通りのビジネスマナーで対応したことが、相手にとって失礼に捉えられてしまう恐れも有り得ますから、時には臨機応変に行動することも大切です。
まとめ
社会人として、社内や取引先の方々から好感を持っていただくためには、ビジネスマナーを習得する必要があります。
マナーをマニュアル通りにただ実行するだけですと主体性がなくなりビジネスになり、対処相手を思いやる心を持ってなくなるかもしれません。
ケースバイケースやTPOに合わせて、臨機応変な対応をすることは大切なことです。
ブログ作成者
石澤大
「商品の本当の良さは作り手の熱い思いと考え方。
それを引き、伝えるだけ。」
- 略歴 -
1979年福島県生。
同志社大学心理学専攻卒。
大阪デザイナー専門学校プロダクトデザイン科卒。
プロダクトデザイン事務所、
アパレルメーカーを経て「DESIGN=」設立。
人の心を何よりも大切にする
ブランド戦略のトータルプロデューサー。
楽天市場1位受賞商品30以上創出。