テレワークが、最近注目されてきていますが実は2016年頃に一度、広まりつつありました。
その当時は、現在みたいに新たな病原菌の発生で人と人との距離をとって会話や仕事をするといったソーシャルディスタンスを意識しなくても良かったので、テレワークをする意味はあまりなかったのですね。
ですが、現在は企業に出社せずに自宅や外出先の場所で仕事をすることが推奨されています。
ただ、ほとんどの会社が初めて取り組む働き方と言えるので、未だ手探り状態で進めています。
テレワーク業務は、良い面もあれば悪い面もあるので、会社に出勤せずに仕事をすることが良いのかというとそうではありません。
今回は、テレワークのメリット・デメリットについてや生産性・収入が激落ちする可能性などについてご紹介していきます。
テレワークをするにあたり、企業はパソコン・IT機器を揃える必要があり、従業員の個人情報を守る為にセキュリティー対策もしっかりとしなければいけません。
在宅勤務や好きな場所でビジネスが出来、ソーシャルディスタンスもとれるので一見、簡単な働き方と思いがちですが企業は揃えるものやトラブル対策を考えたりしなければいけないので手軽に始めれるわけではありません。
軌道に乗ってきたら、テレワークはデメリットよりもメリットの方が多くなっていくでしょう。
メリットは、企業から見た視点と働いている従業員から見た視点とがあります。
まず、企業にとっては「オフィスを持たなくて良い」ので賃貸料金を大幅に削減することができます。
そして、テレワークでは社員が好きな場所・時間で働くことができることが多くなるので満足度がアップするというメリットがあるでしょう。
従業員側のメリットとしては、子供が居る人は育児を在宅勤務で子供の面倒をみながら仕事ができるので、家族と過ごす時間が増えます。
また、毎日の通勤が無くなるので会社に出社する移動時間や交通費を気にする必要がなくなります。
テレワークは、まだ取り組み始めて間もない会社が多いので様々なトラブルも出ています。
例えば、従業員が就業時間内に本当に自宅や外出先の場所で仕事をしているのか把握できなくて、実はサボっていたり。
会社の監視下で、社員の仕事ぶりを把握することが難しくなるのでこういったトラブルが起きると生産性が著しく低下するでしょう。
固定給を支払っている企業は、従業員が働いていないのに支払いは発生して損失になってしまう恐れもあります。
テレワークのデメリットとして、企業側はこういったことが問題点としてありがちです。
一方で、従業員側のデメリットは在宅勤務や外出先の場所で仕事をすることで、孤独な作業をすることが多くなって精神病を発症したり自己管理ができなくなってしまう恐れがあります。
そして、常にインターネットを利用して会社に「報・連・相」を行っている社員も多くインターネット環境に依存してしまいがちです。
ネット環境が整っていないと不安になる人も多いのです。
もちろん、企業側は従業員がテレワークの環境に馴染みやすいように色々とトライ・アンド・エラーを行いながら改善方法を考えて実施したり、社員の心のケアなどにも力を入れているところもあります。
ですので、テレワークに慣れてくることでデメリットも減ってきやすくなりメリットの方が多くなってくることもあるでしょう。
テレワークをしていると、会社に居る時よりも情報伝達や情報共有などの認識にズレが生じてくる恐れがあります。
当たり前と言えますよね。
普段、会社に出社している人は同僚や上司とコミュニケーションをはかりながら仕事を円滑に進めていますから、急にテレワーク業務になったらチャットやオンライン通信で「報・連・相」をしなければいけません。
ですので、直接会って会話をするよりもレスポンスが悪くなってしまいます。
また、同僚や上司との会話が少なくなったことでストレスや不安を感じやすくなり、その結果仕事が捗らなくて生産性が激落ちするといったことも懸念されます。
昔から、日本の企業で働く人は会社に出勤して仕事をすることが当たり前だった為、急にソーシャルディスタンスをとりながらのテレワーク業務に慣れるのは無理があるでしょう。
生産性が落ちても、全く仕事の成果物が出なくなるわけではないので企業はすぐに業績が赤字になってしまうことは少ないでしょう。
ただし、最先端の働き方であるテレワークは、今後もどんどん普及していくのは確実ですから、従業員がテレワーク業務にいかに早く慣れるかが企業がビジネスで有利な方向へ進む鍵となるのではないでしょうか。
普段、会社の仕事にサボり癖がある人はテレワーク業務によって、仕事があまり出来ない人だと企業から把握されやすくなるでしょう。
なぜなら、テレワークは一人で作業をすることも多いので、サボり癖がある社員は自己管理や危機管理が低いので生産性を上げることが困難になるからです。
従って、有能な社員だけしかテレワーク作業をスムーズに出来なくなり、サボり癖がある人は会社から追い出されるといったことも起こり得るのではないでしょうか。
会社に出勤して仕事をしていると、場合によっては残業をすることもありますよね。
それは、リモートワーク(テレワーク)でも残業をすれば同じ様に残業代を支払う義務があります。
ただ、就業時間内に本当に社員が働いているのかイマイチ企業側は把握しにくいといった現状があるので、従業員の労働時間があいまいなところはサービス残業をさせているところもあります。
従業員を、監視するITツールもありますが、そこまで束縛するのかという問題もあり、仕事と個人のプライベートの時間の線引きがテレワーク業務では難しいといった側面もあります。
テレワークは、サービス残業になってしまう恐れもあるので収入が激落ちする可能性はあるでしょう。
会社に出勤しなくて、自宅や外出先の場所で仕事ができるので会社で仕事をするよりも楽だと考えている企業もあります。
そのような考え方の会社の場合、残業代は出さなくて良いだろうという方針を決めてしまい従業員の収入に影響を及ぼしてしまいます。
また、固定給の給料を支払っている会社はテレワークに以降後も、社員の収入はあまりかわらないところもありますが、歩合制の会社の場合は従業員の収入が減ってしまう恐れがあります。
なぜなら、どうしても一人で作業してしまうとダラけたりサボってしまい生産性が上がらず給料も低くなってしまう人もいるからです。
テレワークは、まだ取り組み始めて日が浅い企業が多いので従業員とWin-Winの関係性で仕事が出来ているところは多くはないでしょう。
メリットは、会社に出勤しなくて良いので従業員は公共交通機関の交通費が発生しませんから企業にとっては経費削減に繋がります。
従業員は、会社への移動時間を気にしなくて良くなりますから、単純に自由時間が増えます。
また、好きな時間・場所でビジネスをすることで満足度もアップしているという統計データもでていました。
デメリットは、頻繁にインターネットを利用して会社に「報・連・相」を行わなければならないので、どうしても直接会話をするよりもレスポンスが悪くなってしまいます。