本革と合皮の見分け方って簡単?初心者でも分かる違いについて解説!
世界中でセレブやお金持ちの男性達から愛され、高級感がある本革(天然皮革)素材ですが、主にイタリア、フランスなどで生産されています。
本革でつくられた製品は、使い込めば使い込むほど経年変化を楽しむことができ深い色合いが出ます。
それに対して、天然の布に合成樹脂を塗り表面を天然皮革に似せたものが合皮(合成皮革)です。
つまり、本革で製造されたものはツヤや高級感が出ますが、合皮は人工的な素材でつくられた製品ですので本革のものよりも格が落ちます。
動物の素材でつくられたブランド製品好きの方であれば、見分けることは容易でしょう。
初めて革製品を買う方は、本革と合皮の見分け方で悩む人は多いのではないでしょうか。
今回は、初心者でもわかる本革と合皮の見分け方や、違いなどについてご紹介していきます。
20代の頃は、あまりオシャレに関心が無かったり、高級なもの希少価値が高いものの良さがわからない方も多いでしょう。
30代、40代と年齢を重ねてくると、ファッションセンスを良くしようと頑張ったり、経済力もついて愛用するものに拘りが出てくるものです。
安価で大量生産しているファッション製品は、誰でも購入できますし上品さもあまり出ません。
レザー製品において、本革のようなツヤがないものが多いですし、値段(価格)もそれなりでいつでも買えます。
本革の製品は対照的です。
職人の手によって丁寧につくられるものが多いのであまり大量生産ができません。
ということは、いつでもどこでも買えるわけではないので本革の方が希少価値は高くなります。
特に30代以上の方は、本革でつくられた商品を一つでも持っておくと、風格や貫禄に良い影響を及ぼしてくれるでしょう。
また、自分がファッションアイテムで好きな動物の素材のものを購入して愛用できれば、気持ちもより前向きになれますし長持ちさせようと思うようになれますよね。
本革は「牛革・馬革」など動物の皮でつくられた製品です。
主に、イタリアやフランスなど欧州で生産されているため、ヨーロッパの人達は手にする機会が多いでしょう。
本革でつくられたものは、バッグ・洋服・アクセサリーなどといった色々なものになります。
独特の匂いがしますが悪臭というわけではありません。
革製品らしい匂いと言いますか、これぞ本革の匂いといった印象です。
天然素材ではなく、ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂などの合成樹脂を布地に塗って表側を本革のようにつくったものを合皮と言います。
合皮は石油の匂いがするので、人によっては苦手な方もいるでしょう。
そして、本革製品よりも水に強いので汚れにくいです。
大量生産でき、本革と比べて使い込むほど出てくる馴染み感や深い色合いなどは出ないため、希少価値は高くはありません。
合皮の製品は、長年使い続けていると色が落ちたり傷つきやすくなったりと、経年劣化でボロボロの状態になってしまうことが多いです。
上品なセレブや、紳士でお金持ちの男性はファッションセンスが高い方が多く、自分が身につけるものや手にするものにはトコトン拘る傾向があります。
大量生産でき、値段(価格)も安価な合皮製品よりもオシャレさで使い込むほどに深い色合いが出たり、洗練された本革のものを好んで購入することが多いです。
目利きの力もそれなりにあるでしょう。
しかし、初心者の方はどちらが合皮でどちらが本革かわからない人が多いです。
例えば以下のような見分け方がありますので、参考にしてみてください。
中古品にはついていないかもしれませんが、新品の商品でしたら商品タグが付いています。
タグを見たら合皮製品とわかるように記載されていたり、本革製品という事がきちんと判断できるような書き方をしています。
また、中古品にもタグがついていたら、新品状態のものよりも傷んでいたりヒビ割れていたりで、製品の断面を見れば本革と合皮の見分け方がわかりやすいです。
動物の素材でつくられた製品は、天然本革になるのでアニマルマークの有無で、どちらなのかがわかることもあります。
合皮の製品は、本革のような見た目に仕上げることはできますので、特に初心者の方ほどぱっと見ただけでは間違えて買ってしまう恐れもあります。
後で後悔しないためにも、商品についているタグやマークはきちんと確認することが大切です。
よほど革製品愛好家や本革の知識が豊富な方でなければ、違いを見ただけでは見分けるのは難しいでしょう。
ですので、初心者の方は本革か合皮かを製品の表面だけを見て決めないほうが無難です。
本革製品であれば、購入して使い込めば使い込むほどに経年変化が出て、買った当初よりもまた違った綺麗な色合いが出てきます。
しかし、商品があきらかな劣化をしている場合は合皮製品になるので、長年使用すると表面がボロボロになってくるでしょう。
本革の製品は、動物の皮が採用されていますから動物の種類による独特のニオイが出ています。
ただ、匂いが人体に有害だったり不快な思いをするようなニオイというわけではありません。
対して合皮の製品は、人工的な素材が使用されているのでほぼ無臭のものもあったり、ビニール製品のようなニオイを発しているものもあります。
新品状態の本革・合皮製品では、傷がついていませんし色が落ちたり素材が剥がれたりしていませんよね。
なので、見た目で見分けるのは非常に難しいと言えますが、中古品で見た目が傷ついていたりしているものは繊維が見えることもあります。
本皮の断面は、細かい繊維質と太い繊維質が網目状の層になっているのが特徴としてあります。
一方で合皮の断面は、網目状の層は見られないといった、断面の違いで見分けることができます。
本革と合皮の見分け方で、製品がひび割れている場合もよく確認することでどちらかがわかることもあります。
ただし、しっかりとしたレザーの知識を持っていないと違いに気づくのは難しいでしょう。
ひび割れている状態では、本革は染料・顔料で仕上げを行っているため、傷がついた部分は色が落ちてしまい染める前の色が出てしまいます。
合皮の場合はよっぽど乱雑に扱っていたり、長年愛用し続けて経年劣化でひび割れてしまうことがあります。
ひび割れた箇所の樹脂が剥がれたりして、元となる布地が見えます。
難易度は高いですが、このように製品が経年劣化したりボロボロになった状態で見分けることが可能です。
本革は動物の皮でつくる製品で、独特のニオイがしたり使い続けるうちにキレイな色合いが出てきます。
一方で天然素材でない合皮は、ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂などの合成樹脂を布地に塗られています。
完成品はパッと見ただけでは本革との見分けがつきにくいです。
本革と合皮の違いはあるので、見分け方に関しての知識を深めれば区別することが出来ます。
新品状態と中古品とでも見分け方の難易度に差がありますので、商品を購入する時に活かして失敗しないようにしましょう。