スーツを着用して、仕事をするビジネスマンにとってネクタイは身だしなみの良し悪しに影響するので、汚れ・シワなどが付いていたらカッコ悪いです。
特に、シワがついたものを締めていると、相手からの印象は悪くなるでしょう。
相手の立場にたってみると、きっと身だしなみが整っていない人に対して、
「本当に仕事ができるのだろうか。」
「仕事を任せるのは不安だ。」
と思うのではないでしょうか。
人間は、外見で判断すべきではないと言う方もいますが、特にビジネスの場面では外見こそがとても重要になってきます。
今回は、ネクタイにシワができる理由や、キレイに元通りにする方法などについてご紹介していきます。
目次
ネクタイにシワができてしまう理由
ネクタイは、スーツとシャツを着用する際に締めるのが主流です。
そして、シャツ上から首周りに巻くので、基本的には直接地肌に触れる事が少ないです。
ですので、頻繁につけていても、そこまで目立った汚れはつきにくいでしょう。
しかし、ネクタイのシワは頻繁に着用しても、しなくてもついてしまう事があります。
ネクタイにシワができてしまう原因としては、ネクタイの結び目が関係している事が一番でしょう。
また、すぐに着用できるように、最初から輪っかを作って結び、後は首に掛けて締め直すだけにしている人も多いです。
確かに、ネクタイを付ける時に時短になりますが、長時間ネクタイを締め付けているのでシワが残る原因になります。
ネクタイの結び目によるシワ
ネクタイに、シワができてしまう理由(原因)として一番多いケースが、結び目によるものです。
上記でお伝えしたように、長時間結び目を作って放置していたりすると、結んだ際のシワがずっと残ってしまう事があります。
また、頻繁にネクタイを緩めたり締め直したりする事も、シワができてしまう理由になります。
畳み方によるシワ
ネクタイは、畳み方によってシワができてしまう事があります。
ご自宅で畳んでどこかに収納する人が多いですが、あまり使用頻度が高くないものは物干し竿・ハンガーなどに吊るして保管した方がシワになりにくいです。
そして、基本的にネクタイの保管方法としては【吊るす・丸め置き・平置き】などがあります。
このうち、最もシワが残りにくいのは吊るすという事です。
ですので、冠婚葬祭用のネクタイや長期間、着用しないものは畳んで収納するよりも、物干し竿・ハンガーなどに吊るして保管する事をおすすめします。
汚してしまうことによるシワ
ネクタイの結び目や、畳み方に気をつける事はもちろん大切ですが、シワを防ぐ為には汚さないようにする事も重要です。
シャツの上から巻いて着用するので、あまり汚れにくいと思いますが、それでも一日中、付けていたら汗が染み込んでいます。
ですので、スーツのように脱いだらすぐに収納するのではなく、ネクタイは半日以上は物干し竿・ハンガーなどに掛けて、しばらく干した方が良いです。
そうする事で、ネクタイの結び目のシワがつきにくいですし、汚れも溜まりにくいです。
ネクタイのシワを元通りにする方法
ネクタイは、シルク素材が使用されているものが多いですから、基本的には洗濯不可タイプが多いです。
無理に洗ってしまうと、シワがつく原因にもなります。
また、シルクなどネクタイの素材によっては熱に弱くて繊細なものがありますから、アイロン掛けにも気をつけなければいけません。
そして、ネクタイのシワを元通りにする方法は、アイロン掛けをする時にスチーム機能を使用する事です。
直接アイロン掛けをするとシワがつく原因になるので、布・ハンカチなどを当ててからアイロン掛けをするのがコツです。
その際は、布・ハンカチ等に直接、アイロンのスチームを当てるのではなく少しアイロンを浮かせながらネクタイ全体にまんべんなくアイロン掛けをしてヨリ・シワを伸ばしていきましょう。
この時、無理やり伸ばしてしまうと型崩れしてしまいますから、ゆっくりゆっくり慎重にアイロン掛けをする事が大切です。
ネクタイのシワを元通りにする方法
・シワの位置をまず確認する
ネクタイのシワがついてる箇所によっては、必ずしもアイロン掛けをするのが得策というわけではありません。
ですので、まずネクタイのシワの位置を確認しましょう。
そして、あまりシワがついていないようであれば、ハンガー・物干し竿などにネクタイを吊るして、洋服ブラシでブラッシングして汚れを取り、ちょっとしたシワを伸ばします。
また、予備のネクタイを複数本持っておく事で、シワが付く事を防止にもなります。
・スチームアイロンで直当てしない
アイロンを使用して、ネクタイのシワを伸ばす時は、絶対に直接アイロン掛けをしていはいけません。
必ず、布・ハンカチ等をネクタイの上に敷いて、その上からスチームアイロンをかけてシワを伸ばして元通りにしていきましょう。
また、温度は低温~中温位に調節して、アイロンを少し浮かせた状態でネクタイのシワをゆっくりと伸ばしていく事が大切です。
そして、ネクタイに立体的な膨らみを持たせる場合は、ネクタイの裏の折り目に菜箸(さいばし)を挟んで、ネクタイを空中に浮かせた状態でスチームアイロン掛けを行ってください。
・シワをのばす
ネクタイのシワを元通りにする方法では、スチームアイロンを使用してシワを伸ばすやり方がベストです。
ですが、ただ単にアイロン掛けをすれば良いと言うのではなく、きちんと以下のような道具を揃えなければいけません。
ネクタイのシワを伸ばす時に準備する物
1.アイロン台
2.当て布・ハンカチ等
3.スチーム機能搭載のアイロン
上記の物を揃えてから、ネクタイのシワを伸ばすようにしましょう。
そしてまずは、ネクタイのシワの箇所を確認して手で優しくシワを伸ばしていきます。
そうすることで、繊維がスムーズに戻りやすくなります。
次に、ネクタイをアイロン台にのせて、生地を熱から守る為に、上に当て布・ハンカチ等をかけます。
そして、スチームアイロンを中温程度に設定して、蒸気をネクタイに当てて、ネクタイ全体にまんべんなくアイロン掛けをしていきましょう。
スチームアイロン掛けが終了したら、きちんとシワが伸びているか確認します。
今度はスチーム無しで、少しアイロンを浮かせながら再度、ネクタイのシワを伸ばしながら同時に乾かしてあげると、シワがキレイに元通りになります。
どうしてもシワが取れないのならクリーニングにだそう
ネクタイのシワを伸ばす時は、スチームアイロンを使用すればご自宅でもカンタンにシワを伸ばす事ができます。
しかし、どうしてもシワが取れない事もあるでしょう。
その場合は費用はかかりますが、プロのクリーニング業者に依頼すれば、失敗もないですし、自分でシワを伸ばす対処法をするよりも、さらにキレイに仕上げてくれます。
特に、シルクやニット素材などの生地が繊細なネクタイは、無理せずクリーニング店に出した方が安心です。
念のために予備のネクタイを準備しておこう
予め、ネクタイを複数本用意しておくと、スーツを着回しした時にTPOに合わせたものを選ぶ事ができますし、使用頻度を抑える事ができる為、シワも入りにくいです。
できるだけ、ネクタイを長持ちさせる事にも繋がりますから、日頃から複数本のネクタイを使い分けておくと安心です。
上記でお伝えしたように、色々な対処法がありますので、ビジネスマンの方はスーツやネクタイのメンテンス方法を身につけて、清潔感を出していきましょう。
おすすめのネクタイ3選
ブログ作成者
石澤大
「商品の本当の良さは作り手の熱い思いと考え方。
それを引き、伝えるだけ。」
- 略歴 -
1979年福島県生。
同志社大学心理学専攻卒。
大阪デザイナー専門学校プロダクトデザイン科卒。
プロダクトデザイン事務所、
アパレルメーカーを経て「DESIGN=」設立。
人の心を何よりも大切にする
ブランド戦略のトータルプロデューサー。
楽天市場1位受賞商品30以上創出。