意外と知らないネクタイピンの正しい付け方をプロが伝授!
社会人になって、スーツを着こなしネクタイをビシッと締めて仕事をしている人は多いですよね。
そのネクタイを固定させる役割として、ネクタイピンが用いられます。
ですが、意外とネクタイピンを正しく付けている人は少ないです。
私は、普段から毎日のようにネクタイを着用しているので、ネクタイピンももちろん付け慣れています。
今回は、ネクタイピンの正しい付け方やアレンジピン留め術などについてご紹介していきます。
ネクタイピンの役割は、大きく分けると2つあります。
一つは、ネクタイを締めていてジャケットを脱いだ時にズレたり、身体を動かしてズレてしまうのを防ぐ働きがあります。
つまり、ネクタイの形状が崩れてしまわないように固定するという役目があるのですね。
二つ目は、首元とVゾーンに華やかさを出すために、おしゃれアイテムとしての装飾的な役割があります。
そして、ジャケットを脱いだ時にネクタイをネクタイピンで固定させておかなければいけないというビジネスマナーがあります。
また、TPOに合わせたスーツ・ネクタイ・ネクタイピンなどを着用する必要もありますし、ネクタイピンを付けなくても良いシーンもあります。
ですので、ただネクタイピンを着けるだけではダメだと言う事ですね。
正しい付け方を理解し、様々なシーンに合わせてその場面に相応しいネクタイピンを付けたり、逆に付けないようにする必要があるのです。
ネクタイを締めてネクタイピンでネクタイを留めて身だしなみを整える事は大切ですが、ジャケットを着ている場合と、脱いだ時とで正しい付け方が異なってきます。
ジャケットを着ている場合のネクタイピンの付け方は、基本的に上着の第一ボタンの少し上側に留める事です。
そして、ジャケットのボタンが3つボタンで第2ボタンのみで留めるタイプであれば、第2ボタンの少し上位にネクタイピンを付けるのが主流になっています。
ですので、首元のVゾーンの下端の少し上側に付けると言うのが基本的なネクタイピンの位置です。
そうすることで、首元のネクタイに留めてあるネクタイピンがチラッと見えるようになり、おしゃれ度もアップします。
ジャケットを着てネクタイを着用している場合は、ジャケットのボタンを閉めていればある程度ネクタイを固定させる事ができますが、ネクタイピンもしっかりと留めるようにする事でよりズレにくくなります。
ジャケットを脱いだり、着用しない場合はビジネスマナー的にもネクタイピンを留める事が常識となっています。
なぜなら、上着がない事でネクタイを固定するものがネクタイピンしかありません。
そうなると、身体を動かした時にネクタイがヨレたりズレたりしやすくなるのです。
また、上着を着用しないまま前屈の姿勢でオフィスワークや食事をするビジネスマンも多いでしょう。
その時は、ネクタイがヨレたりズレたりしやすくなるので、ジャケットがない場合はしっかりとネクタイピンを留める事が重要です。
ジャケットを着ていない時は、シャツの第4ボタン~第5ボタンの中間にネクタイピンを留めるのが正しい付け方になります。
上着でネクタイを押さえていないと、ネクタイの剣先部分がブラブラと宙に漂いやすいのでそれを抑えるためにもネクタイピンを下にずらして付けるんですね。
また、ジャケットの下にベストを着用していればネクタイは動き辛いので、基本的にはネクタイピンはつけなくても大丈夫です。
ネクタイを固定する為に付けるネクタイピンで、タイクリップ・タイバーなどを使う時は、右側から差し込んでシャツとネクタイをしっかりとホールドしましょう。
あまり斜めにならないように横にまっすぐ留める事が基本です。
そして、ネクタイピンの付け方のポイントとして他にも以下のように注意点があります。
ネクタイピンは小さなファッションアイテムですので、目立ちにくいと思う方も多いでしょう。
ですが、ビジネスマンであれば細部にまで身だしなみを整えたり気を配る事が重要です。
仕事ができるビジネスマンや女性の方ほど、他人のファッションチェックが厳しい傾向があります。
ですのでネクタイピンは、ネクタイの色・素材・幅などに合わせて相応しいものを選定しましょう。
ネクタイピンの色は、シルバーが一番無難で他人からの印象も悪くなりにくいのでおすすめです。
シルバーですとビジネスシーンでもネクタイピンだけが目立ちすぎることがなく、スーツとの彩りも合わせやすいです。
そして、銀や金・プラチナ製のネクタイピンの素材は、高価ではありますが金属疲労による劣化やサビにくい特徴があります。
安い金属製のものを付けるよりも、上記の素材を購入した方がお得ですし寿命も長くなります。
また、ネクタイピンの幅・大きさにも注意が必要です。
シルバーのおすすめネクタイピン販売し続けて10年以上、ずっと人気の高いフェデラーネクタイピンです。
シンプルながらもワンポイントのスワロフスキークリスタルガラスがスタイリッシュに決まります。
角もシャープなので、男性らしさ、胸元をスッキリさせたい時にいいデザインです。
こちらは純銀シルバー925を使用したネクタイピンです。
Silver925の魅力はなんといっても「味わい」。
使い込むことにより、独特な風合いを醸し出し、味わいのあるものになります。
長く使って欲しい、大切にしたくなるような、そんなネクタイピンです。
またこのネクタイピンにはチェーンが後ろについてるので、うっかり落とすことがありません。 デザインは全部で10種類あり、ギフトに最適な重厚感のあるケース付き。
本物をプレゼントしたい方には最適です。
落ち着いた雰囲気を出してくれるデルタネクタイピン。
目立つような派手な柄やデザインがなく、切り込みやシェイプだけで個性を表現するネクタイピンです。
それぞれの面で磨き方が違うので、角度により色の見え方が異なり、また普通のネクタイピンより、立体的な形なのでシンプルながらも控えめに存在を放つネクタイピンです。
ネクタイピンの役割としてアクセサリーとして装飾的な働きがあるのですが、ビジネスシーンではあくまでネクタイを固定させる事が重要になります。
ですので、ネクタイがズレたりヨレたりしないようにする為には、シャツとネクタイをネクタイピンでしっかり固定させる事が大切です。
ネクタイピンでシャツとネクタイの大剣・小剣をまとめて挟んで固定する事で、ネクタイがブラブラとする事を防ぐ事ができます。
基本的なネクタイピンの付け方をご紹介してきましたが、ある程度慣れてきたらご自身でアレンジして色々な留め方にトライしてみるのもおすすめです。
ファッションセンスが向上したり、周囲からおしゃれな人だと思われるので好印象を受ける事もできますよ。
ネクタイを、シャツの第3ボタン辺りに付ける事で、ネクタイのノットを持ち上げやすく立体感を出すことができます。
かなり高めに着ける事で、胸周りのボリュームアップ効果が出て男らしく力強い印象を相手に与える事もできるでしょう。
Vゾーンが広い場合は、あえてかなり低めの位置に付けるアレンジ方法もあります。
また、ジャケットを脱いだ場合はネクタイとネクタイピンが目に付きやすいので、ネクタイピンだけ下の方に留め直すのも良いでしょう。
基本的には、ネクタイピンは水平に留めるのが主流ですが、少し傾けて斜めに付ける事で硬さがとれて柔らかい印象を相手に与える事ができます。
地味なデザインのスーツやネクタイピンにも効果的で、一気に垢抜けて遊び心を演出できるようになります。
ネクタイピンは、ネクタイを固定させる役割とおしゃれを演出させるアクセサリー的な効果もあります。
基本的にジャケットを着ている時は、上着でネクタイを固定する事ができるのでネクタイピンをしないと必ずネクタイがズレたりヨレたりするわけではありません。
ですが、ジャケットを脱いだ場合は、よりネクタイがブラブラとしやすくなりますし、ビジネスマナー的にもネクタイをネクタイピンで留める事が常識となっています。
スーツ・ネクタイ・TPOなどに合わせて、ネクタイピンを正しい位置に付けたり、留めないようにしたり工夫をしていきましょう。