海外から見ると、日本のビジネスはマナーは少し、行き過ぎていたり気を遣いすぎるという印象をもっている国もあります。
そのお陰もあり、日本人は仕事に対して真摯に取り組み、真面目な性格の人が多いと外国人の方達からは思われています。
ビジネスマナーは、日本だけ厳しくて案外、海外では緩いということでしょうか。
勤務先の会社によっても違いがあるので、一概には全ての日本の企業が厳しいとは限らないでしょう。
今回は、ビジネスマナーは日本だけ厳しいのかや、日本は無駄なマナーが多いのかと日本流の常識は、海外では非常識なのかなどについて紹介していきます。
目次
ビジネスマナーは日本だけ厳しい?
日本人の印象として、海外からは真面目で礼儀正しく仕事に一生懸命取り組んでいると思われています。
日本人のビジネスパーソンが、外国から好印象をもたれているのにはビジネスマナーも関係しているでしょう。
ビジネスマナーを全く習得していない、ビジネスパーソンばかり会社に居たらビジネスどうなるかはだいだい想像がつきますよね。
マナーをおそろかにしている企業は、信用されにくいですし機会損失につながるリスクも含んでいるのではないのでしょうか。
ですから、全くビジネスマナーが備わっていないビジネスパーソンが増えるのは良くありません。
実は、海外と日本ではビジネスマナーに対して違いがあり、日本では当たり前とされていることでも海外から見たら不思議な光景だったり、厳しすぎると感じる事もある様です。
日本人は、同調圧力が強い傾向があります。
例えば、従業員100人の会社で社内のビジネスパーソン10人だけが、会社から支給された上着を毎朝着ていてその内の1人が、ある時、他の全従業員もきちんと上着を着て出社するのがビジネスマナーだと発言したとします。
そうすると、ビジネスマナーとして毎朝、会社の上着を着用してくるのが当たり前という雰囲気に、だんだんなってしまうこともあり得るのです。
ビジネスマナーは、日本だけ厳しいわけではありませんが、このように周りの目を気にしたり周りからの同調圧力が強くて、海外から見ると不思議だったり厳しいという印象を日本のビジネスパーソンにもってしまうこともあります。
ビジネスマナーで日本の常識は海外では非常に識になることはある?
日本のビジネスパーソンは、結果よりも過程を重視する傾向があります。
しかし、海外では手過程よりも結果が大事だという考え方をもつビジネスパーソンが多いです。
日本では、仕事の目標や課題に対して入念な準備を行って、確実性が高い結果が得られると判断できてから行動するのが常識だと思っているビジネスパーソンは多いです。
海外では、日本人のビジネスパーソンのこのような考え方には、非常識とまではいかないでしょうが不思議に感じている人もいます。
また、日本のビジネスパーソンは、仕事に関わる人に対してビジネスマナー的に名刺交換が超重要だと考えている人はたくさんいます。
外国では、全ての国ではありませんが、それほど名刺交換は重視していないところもあるのです。
ですので、海外では仕事に関わるビジネスパーソンに対して、握手や自己紹介をした後で名刺交換をすることが常識となっている国もあります。
このように、ビジネスマナーとして日本の常識が海外では当たり前ではないこともあるのです。
ビジネスマナーで日本だけの常識で海外では常識ではないマナー
ビジネスマナーで、日本だけの常識で海外では常識ではないマナーを紹介します。
エレベーターに乗った時の立ち位置
日本のビジネスパーソンは、会社や社外にあるエレベーターを利用する際にエレベーターに乗る時の立ち位置を気にすることがビジネスマナーとして常識だとされています。
そして、エレベーター内では目上の人が奥側に立ち、新人や目下のビジネスパーソンは操作盤付近や前側に立つことがビジネスマナーとして常識です。
海外では、ビジネスパーソンがエレベーターに乗った時の立ち位置まで気にするのは、常識まではなっていません。
エレベーターやタクシーに乗る時は目上の人を優先
エレベーターやタクシーに乗る際に、先に上司やお客様に乗ってもらって、後から自分が乗り込むようにして目上の人を優先することがビジネスマナーとして常識だとされています。
エレベーターは状況によっては、上司やお客様と一緒に乗る時は自分が最初にエレベーターに乗って、扉のボタンを押しながら、ゆっくりと乗ってもらうようにしたりします。
エレベーターのビジネスマナーの基本は、その都度、臨機応変な対応が求められるのです。
海外では、目上の人を優先するというよりも、レディーファーストのマナーが根付いており、女性を優先的にエレベーターやタクシーに乗せてあげるのが礼儀だとされています。
礼儀正しくお辞儀をする
日本人のビジネスパーソンは、挨拶や社外の人たちとの商談・契約の際などで礼儀正しくお辞儀をするのがビジネスマナーとして常識です。
しかし、海外から見るとなぜか日本人は仕事中にペコペコと頭を下げているのか、不思議に思われがちです。
それは、お辞儀をすると顔が下に向いてしまいアイコンタクトが取り辛くなるので、コミュニケーションを図り辛いと思われることも関係しています。
会議や商談中に腕組みをする
海外では、会議や商談中に腕組みをする行動は海外ビジネスマナーとして、あまりよろしくはないとされています。
腕組みをすると、国によっては相手に対して敵意をあらわにすると捉えられてしまうからです。
日本のビジネスパーソンは、会議や商談中に腕組みをする場合、何か考えていたり無意識でしていたり していたりのだろうなと普通は思いがちですよね。
商談やアポイントの初めに名刺交換
海外の国によっては、ビジネスマナーとして商談やアポイントの初めに名刺交換をするのは、あまり重視されていません。
当然、日本のビジネスパーソンは自己紹介を行う前に、早々と名刺交換を行う人が多いです。
日本は、名刺交換にもビジネスマナーがあるので、重視するのは常識となっています。
外国では、仕事に関わるビジネスパーソンとは、まず握手や自己紹介の後にすることが当たり前となっているところが多いです。
ビジネスマナーは日本だけ無駄が多くて海外では少ない?
お伝えしてきたように、ビジネスマナーに関して日本と海外では違いがあるのですが、ビジネスマナーはルールではありません。
ルールというのは、守らなければいけない決まりごとで、違反すれば罰則があったりしますよね。
ビジネスマナーは、社会人として最低限のマナーや礼儀作法を身に着け、相手に対して思いやりの精神をもつことを心掛けるものです。配慮や気遣いが大切になってきます。
海外から見たり、人によっては、日本のビジネスマナーは無駄に感じるものもあると思いますが、他人に配慮や気遣いが人間は嫌われにくいです。
無駄に思えるビジネスマナーであっても、今後の社会人生活で身を助けることに繋がっていくはずです。
まとめ
日本のビジネスパーソンのビジネスマナーに対して、海外では不思議だったり非常識に思ってしまうこともある様です。
日本と外国ではビジネスに対する考え方、環境、風習などが違いますから、そう思われがちなのはおかしいことではありません。
日本のビジネスマナーは厳しいと感じている人が多いですが、他者に対してそれだけの気遣いや思いやりの気持ちを持とうと心掛けているということなのです。
ブログ作成者
石澤大
「商品の本当の良さは作り手の熱い思いと考え方。
それを引き、伝えるだけ。」
- 略歴 -
1979年福島県生。
同志社大学心理学専攻卒。
大阪デザイナー専門学校プロダクトデザイン科卒。
プロダクトデザイン事務所、
アパレルメーカーを経て「DESIGN=」設立。
人の心を何よりも大切にする
ブランド戦略のトータルプロデューサー。
楽天市場1位受賞商品30以上創出。