ネクタイをアイロンするのはNG?失敗しないための方法


ネクタイをアイロンするのはNG?失敗しないための方法

スーツを着用し、ネクタイを締めてビジネスをするホワイトカラー職の男性は、日々身だしなみを整えて清潔にする事が基本ですよね。

ずっとネクタイを付けていると、汚れたりシワが出来たりする事も多いでしょう。

ですからネクタイも定期的にメンテンスする必要があります。

洗濯をして干すことはもちろん、アイロンがけをして大切に使用したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

ただし、ネクタイにシワやヨレができたからといって直接アイロンがけをするのはNGなんです。

今回は、ネクタイを普通にアイロンがけをしてはいけない理由や、正しいアイロンがけの方法と注意点などをご紹介していきます。

1.ネクタイを普通にアイロンがけをしてはいけない理由

ネクタイは、シルク・麻・ポリエステル・綿・ウールなど様々な素材の種ネクタイが販売しています。

それらの生地の特徴を理解しないまま、直接アイロンがけをしてしまうと場合によってはアイロンの熱でネクタイに使用されている生地を傷めてしまう恐れがあるのです。

特に注意しないといけないのはネクタイの芯地の部分です。

芯地には、ネクタイの型崩れを防ぐ為や、生地にハリ・コシなどを持たせる役割があります。

芯地の力が弱くなってしまう事で、ネクタイを締めた時にふっくら感や立体感が出なくなってしまいます。

そして、アイロンの熱に弱い素材もあります。

ウール・シルクといった素材はデリケートですから、そういった種類のネクタイに直接アイロンを当ててしまうと、生地にテカリができる原因になってしまうのです。

また、シワの数は問題ではありませんが、シワの深さが深いと消しにくくなるのでアイロンがけをしても直りにくい恐れがあります。

ですから、もしネクタイのシワやヨレが綺麗に治らないと判断したら、すぐに最寄りのクリーニング店で仕上げてもらう事をおすすめします。

素人の方がアイロンがけをして余計に型くずれさせてしまうよりも、クリーニングのプロに依頼をした方が安心なんですね。

〇ネクタイは思った以上にデリケート

ネクタイというものは、自分が思っている以上にデリケートな物です。

一般的に普及しているものの多くが、シルクやレーヨンなどの光沢がある素材からつくられています。

見栄えが良いというメリットがあるのですが熱に弱い素材でもあるので、できるだけアイロンがけを普通にしてシワやヨレを伸ばすのは避けた方が無難です。

ネクタイのなかには熱に強い素材もありますが、全ての種類で【当て布・スチームアイロン】などを使用してアイロンがけを行った方が良いでしょう。

他には、1つのネクタイをなるべく毎日のように着用しない事がシワやヨレを発生させない為に大切です。

着用するネクタイは、何種類かローテーションを組んで日替わりで休ませながら着用するようにしましょう。

また、ネクタイはデリケートな物ですからなるべくシワ・ヨレを作らないようにネクタイケースに保管するのもおすすめです。

2.ネクタイをアイロンがけするときに用意するもの

ネクタイは、スーツを着用するビジネスマンであればほぼ毎日のように締めますよね。

身だしなみを常に清潔に保つ為には、定期的なアイロンがけはかかせません。

そして、ネクタイをアイロンがけする時にはきちんと必要な物を準備してから行うことが大切です。

【ネクタイをアイロンがけする時に用意するもの】

・アイロン

・アイロン台

・当て布

・割り箸

基本的に、ネクタイをアイロンがけをする時には上記のような物を用意しておきましょう。

ネクタイの仕上がりをよくする為には、当て布・割り箸などを使用して、よりネクタイを傷めないように注意しながらアイロンがけを行う事をおすすめします。

3.ネクタイのアイロンがけはスチームで

ネクタイに当て布・割り箸などを使用してアイロンがけをするだけでも、十分シワやヨレが綺麗に治ったりしますが、スチームアイロンを使用するともっと綺麗に仕上げる事ができます。

その時にも、しっかりと当て布をネクタイにかけてあげてその上からスチームアイロンをかけるのが基本です。

スチームアイロンを使用すると高温の水蒸気が出ますから、直接ネクタイに水蒸気が当たると生地を傷めてしまう原因になります。

当て布をかけ直接当て布にアイロンがけをするのではなく、少しアイロンを浮かせながらスチームをまんべんなくかける事が綺麗に仕上げるコツです。

その際は水蒸気が少量しかネクタイに行き渡らないので、シワやヨレが治りにくいと思いがちですが大丈夫なんですね。

少量の水蒸気でも、きちんとネクタイのシワやヨレを伸ばせるので効果が小さくなるという事はありません。

4.ネクタイをアイロンがけするときの正しい方法

ネクタイをアイロンがけをする時の正しい方法として、当て布や割り箸などを用いてスチームアイロンをかける事が重要です。

ですから、絶対に直接アイロンがけをしてはいけません。

ネクタイに当て布をしたら、割り箸を片手で持ち、ネクタイを横に立て、もう片方の手でアイロンを持ちます。

そして、アイロンの温度を中温に設定し、スチーム機能をONにした状態で、割り箸を差し込んだネクタイ部分にゆっくりとスチームをあてていき、シワやヨレを伸ばしていく事が正しいやり方です。

シワやヨレが伸びているのを確認したら、冷めてしまう前に当て布をしておきます。

そして、スチームを切ったアイロンを少し浮かし、再度アイロンの熱で水分を蒸発させながら乾かしていきます。

ネクタイには触れないようにアイロンがけをしていく事がコツになります。

5.アイロン以外でもネクタイのシワはとれる?

ネクタイにアイロンがけをしたいと思っても、自宅にアイロンを常備していない方も多いです。

特に一人暮らしを始めた社会人の方は、アイロンを持っていなくて困っている方も多いのではないでしょうか。

また、高級ネクタイを着用していて生地を傷めてしまうかもしれないからアイロンがけをしたくないと言う方もいるでしょう。

できればアイロンは所持していた方が良いですが、アイロン意外でもネクタイのシワやヨレを治す事は可能なんです。

・霧吹きを使う

ネクタイのシワが深くなければ、霧吹きで水を吹きかけるだけでシワが目立ちにくくなる事もあります。

霧吹きをしてネクタイを干しておけば、少しずつシワが伸びていきます。

・お風呂の湯気を利用する

お風呂の浴槽にお湯を溜めておけば、暖かい蒸気が出てきます。

浴室に蒸気を籠もらせて、1時間くらいネクタイを吊るしておくと軽めのシワやヨレであれば消す事ができます。

ネクタイを水に濡らしてしまうような失敗をしないよう注意しながら干しましょう。


6.ネクタイアイロンのまとめ

ネクタイのシワやヨレを伸ばす際は、絶対に直接アイロンがけをしないようにしましょう。

なぜなら、直接アイロンがけをしてしまうと、シルク・レーヨンなどの熱に弱い素材のものは、すぐに生地が傷んでしまいます。

必ず、アイロンがけをする時は、当て布・割り箸などを用いて、さらにスチーム機能がついたアイロンを使用する事をおすすめします。

また、アイロン以外でも【霧吹き・お風呂の蒸気】などを利用する事で、ある程度ネクタイのシワ・ヨレを消す事が可能です。

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