初心者でもデキる!ネクタイの結びかたについて一挙公開
男性はネクタイを締める事で、ビジネスマンであれば清潔感が出て、マナーや礼儀も心得ている風格がでるでしょう。
また、仕事のシーンだけでなく、お祝い事や記念日など様々な場面で着用されており、紳士的な魅力を出す事ができますよね。
ですが、果たして正しく着用できている人はどれほどいるのでしょうか。 知的な雰囲気を周囲にアピールできる小物アイテムですが、間違ったファッションをしているとダサく見えてしまいます。
今回は、初心者でも簡単にできるネクタイの結びかたや基礎知識情報などについてご紹介していきます。
ネクタイの基礎知識を知っておこう
ネクタイの語源をご存知でしょうか。 ネクタイは、日本語ではなくフランス語です。
由来は、かつてフランス国王のルイ14世が統制していた時代に【クラヴァト】と呼ばれていました。 その後、1600年代後半から、男性用のカツラが普及し始め、多くの人々がかつらを身につける様になります。
そして、カツラの長い巻き髪がレースの衿(えり)を隠してしまう為、胸元の方にレースの衿が寄り、今のネクタイの形になった言い伝えがあります。
その後、その影響でネクタイに繋がっているわけなんです。 ネクタイの基礎知識情報の理解を深めて頂く事で、様々なシーンで恥をかかずに済むのではないでしょうか。
ネクタイには、長さが異なる色々な種類のものがあります。 ですから、ご自身の身長に合わせて正しい長さのものを選ぶ必要性があるのです。
ネクタイを、着用した時の長さは長いものから純に【プレーン・セミウィンザー・ウィンザー】などの名称があります。 そして、長さの目安はネクタイの先端でベルトのバックルが少し隠れる位が正しい長さになっています。
ネクタイそのものの、正しい長さは約140cm程度で、外国製品であれば10cm~20cmほど長いものが標準として取り扱わられています。
ネクタイは【大剣・小剣・中継】という部位で表側が構成されています。 そして、形状も色々な種類がありますがナロータイやレギュラータイなどが多く用いられています。 具体的に言いますと、流行に乗りやすくクラシックな雰囲気をだせるものがレギュラータイ。 モードなテイスト感があるものがナロータイです。
それぞれ、その時の時勢や時代に合った着こなし方をされているのですが、今の時代においてはレギュラータイで合わせる方がお洒落に見えるでしょう。
しかし、あくまでネクタイのトレンドに敏感な人がナロータイかレギュラータイなど着用の仕方を気にしているので、ファッションにおいては個人的に自由に着こなすのも良いですね。
ネクタイの結び方の中で、結び目が綺麗に見えるのがクロスノットです。
結び目が華やかで美しくもあります。 特長としては、結び目に斜めのラインがスッと一本入るのがクロスノットになります。
- 1.小剣を長くとり大剣の上に重ねます
- 2.重ねた小剣を大剣の裏側を通し反対側へ巻きます
- 3.再度小剣を大剣の上に重ね小剣を大剣の裏側を通して反対側に巻きます
(2周分行う事が大切です) - 4.2周巻いた小剣を襟元を表から裏へ反対側に向けて通します
- 5.2周巻いた小剣の結びの輪へ上の方から下にくぐらせて通します
- 6.小剣を裏に回して結び目を整えればクロスノットの完成です
ネクタイを、あまり派手に見せたくない人はセミウィンザーノットがおすすめです。
この結び方は、結び目を小さく見せる事ができるので、厚手のネクタイやワイドカラーのシャツを着こなす場合に最適です。
特徴としては、正三角形に結び目が整い、相手に真面目な印象を与えるでしょう。 主に、ビジネスのシーンにおすすめの結び方です。
- 1.大剣を上にして重ねます
- 2.重ねた小剣を一度潜らせ左上の喉元から左下に通します
- 3.この時に綺麗に形を整える為に締めあげます
- 4.小剣の上を通し右下から喉元へ通しましょう
- 5.いちばん上に位置しているループの中に通します
- 6.結び目を調節します
- 7.襟元の位置まで上げます
- 8.形状や位置を整えるとセミウィンザーノットの完成です
ネクタイの結び目を小さく魅せたい方には、スモールノットの結び方もおすすめです。
スモールノットの結び方は、ネクタイを180度ネジル必要性がありますが、初心者の方でも慣れれば簡単にできるのではないでしょうか。
ネクタイの結び方の種類では、一番シンプルでオーソドックスな結び方になるでしょう。 特徴は、太めのネクタイや襟口の狭いシャツなどによく合います。
逆に、ワイドカラーのシャツや大きな襟の洋服には、この結び方は適してはいません。
- 1.大剣を左の胸元に持っていきます
- 2.小剣の下で交差するようにしましょう
- 3.大剣を小剣を巻くように前側に持っていきます
- 4.右の胸元にきた大剣を上のV字型の裏からくぐらせます
- 5.大剣にシワができないように注意しながら結び目の袋の中に大剣の先を通します
- 6.大剣の先側を慎重に下へ引っ張りながら結び目を締めます
- 7.襟元まで上げて綺麗に見えるか位置と形状を整えましょう
- 8.最後に小剣が前から見えず、シャツの上の最後のボタンが結び目で隠れているか確認する
- 9.綺麗に隠れていればスモールノットの完成です
ネクタイの結び方として、ちょっと上級者向けでやや難しいものがノンノットになります。
こちらは、ビジネスシーンというより、結婚式やパーティーなどの華やかな場面に向いている結び方になっています。
ネクタイの結び方に慣れないうちは、挑戦しない方が良いでしょう。 ノンノットの特長としては、結び目のシルエットはプレーンノットと同様です。 ですが、その中に1本斜めにラインが入るのが特徴となっています。
けっこう、派手にラインが見える為、ネクタイ自体は無地のものが最適です。
- 1.小剣をやや長くとって大剣の上に重ねます
- 2.小剣を襟元の内側からくぐらせましょう
- 3.小剣が重なったら襟元の輪に裏から表へくぐらせます
- 4.今度は表側に出した小剣を大剣の下へくぐらせましょう
- 5.襟元に通す事ができたら表に出た小剣を大剣の下へくぐらせます
- 6.今度は大剣の裏側から出した小剣を襟元へくるように外側からくぐらせます
- 7.襟元に通し表に出た小剣を今度は大剣の下にくぐらせます
- 8.裏の方にできた結びの輪に小剣を通しましょう
- 9.左右の結び目をしっかり締めて形や位置を整えます
- 10.整えながら裏の小剣を下に引くとノンノットの完成です
ネクタイをプレゼントする時は、色・デザインだけではなく素材にも気を使う事が大切です。
いかがでしたか。 ネクタイの結び方は、初心者でも簡単にできるものから、ノンノットの上級者向けのものまで様々です。
また、ビジネスシーンや結婚式・打ち合わせ・パーティー・記念日など、それぞれの場面に適したネクタイの長さや種類・結び方などがあります。
男性は、ネクタイを締める事で、より清潔感が出て真面目な印象を相手に与える事ができるでしょう。 紳士的な男性は、異性から好かれるきっかけになりますので、ぜひ、ネクタイの正しい結び方や着用の仕方をマスターしていきましょう。