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歩きやすいビジネスシューズは、底の素材・重さ・曲がりやすさ・幅の4点で選びます。
駅と取引先を歩いて回る外回りの人には、滑りにくいラバーか軽いEVA(発泡素材)の底で、つま先の付け根が手で曲がる靴が合います。
新しい靴に替えても夕方に足が痛むときは、靴より先にサイズ・中敷き・靴下を見直してください。
底はラバーかEVA。革底は雨の日の駅の床で滑りやすい重さは「片足○g」の表記で比べるつま先の付け根が手で曲がる靴を選ぶ幅は「3E」の表記より、足を測って夕方に試着して決める テクシーリュクス TU-7031:軽さとクッションを優先する人にテクシーリュクス TU-7010:幅広で、靴を脱ぐ訪問が多い人にロックポート スタイルリーダー2:片足の重さで比べたい人に 同じ靴を2日続けて履かず、1日休ませる
1. 歩きやすさは「底・重さ・曲がり・幅」の4点で決まる
ビジネスシューズの商品ページや店頭で、確かめる順に並べました。デザインが同じ外羽根のプレーントゥでも、この4点が違えば夕方の足の疲れ方が変わります。
底はラバーかEVA。革底は雨の日の駅の床で滑りやすい
外回りで1日歩くなら、底はラバー(ゴム)かEVAを選びます。革底(レザーソール)は見た目がすっきりする一方、濡れたタイルや駅の階段で滑りやすく、雨の日の外回りには向きません。
| 底の素材 | 滑りにくさ | 軽さ・クッション | 気をつける点 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| ラバー(ゴム) | 溝があり、濡れた床でも滑りにくい | EVAより重くなりやすい | 溝がすり減ったら張り替えを考える | 雨の日も歩く、階段や坂が多い |
| EVA(発泡素材) | —(底の溝とラバーの有無で見る) | 軽く、着地のときにクッションが効く | 削れやすいので、かかとや踏みつけ部にラバーを貼った靴を選ぶ | 1日の歩く距離が長い |
| 革(レザーソール) | 濡れると滑りやすい | 硬く、なじむまで時間がかかる | 雨の日は履かない | 内勤が中心で、商談や式典の日に履く |
EVAの底は削れやすいため、アシックス商事のテクシーリュクス TU-7032のように、踏みつけ部とかかとにすり減りに強いラバーを貼った靴もあります。
底の素材で、滑りにくさと軽さが変わります
重さは「片足○g」の表記で比べる
重さを公表しているメーカーは、片足の重さで書いています。たとえば、ロックポートの「スタイルリーダー2 バイクトゥ オックスフォード」は片足約320gです。この約320gを基準に、今の靴を片足ずつキッチンスケールで量ると、軽い靴に替えたいのかどうかがわかります。重さが書かれていない商品は、店頭で今の靴と持ち比べてから決めてください。ECで買うときは、商品ページの仕様欄に重さがあるかを先に見ます。
つま先の付け根が手で曲がる靴を選ぶ
かかとを片手で持ち、つま先を床に押し当てます。足の指の付け根にあたる位置で底が曲がる靴は、歩くときに足の動きを止めません。土踏まずの位置で曲がる靴は、足裏を支える力が弱く、底がまったく曲がらない靴は、一歩ごとに足で底を曲げることになります。テクシーリュクスの TU-7009 や TU-7011 は、この屈曲部を曲がりやすく作っていると説明しています。
幅は「3E」の表記より、足を測って夕方に試着して決める
日本の靴の幅は、「2E」「3E」などの記号で表すものがあります。ただし同じ3Eでも、メーカーと木型(靴の型)で履いたときの幅は違います。表記で決めず、足の長さと、親指と小指の付け根を一周した長さを測り、夕方に試着して決めてください。足は夕方にむくみやすいため、朝に合わせると外回りの後半できつくなります。
- 外羽根:甲の上で羽根が開くので、甲の高い人も紐で締め具合を調整することができます
- 内羽根:甲を包む形で、甲の低い人に合います。冠婚葬祭や式典の日にも履くことができます
- 甲の革:店頭では甲を指で押し、柔らかく曲がるかを確かめます。本革か合皮かは、本革と合皮の見分け方で確かめることができます
ECで買うときは、注文の前に返品・交換の条件(試し履きした靴を返品できるか)を確かめておきます。
2. 外回りの1日の中で、一番長い場面に合わせる
4点のうち、どれを優先するかは1日の動き方で変わります。迷ったら、1日で一番長い時間を過ごす場面に合わせて、優先する点を1つ決めます。
| 場面 | 優先する点 | 商品ページで見るところ |
|---|---|---|
| 駅と取引先を1日に何件も歩いて回る | 軽さ・クッション | EVAの底か、片足の重さ |
| 駅の階段、坂、雨の日の移動 | 滑りにくさ | ラバーの底と溝。雨が多いならGORE-TEXの裏地 |
| 乗り換えや約束の時間に遅れそうで走る | かかとの衝撃の吸収と曲がりやすさ | かかとのクッション材、つま先の付け根で曲がるか、紐で甲を締めることができるか |
| 電車や展示会で長く立つ | 足裏の支え | 土踏まずのパッド、中敷きを取り外すことができるか |
| 座敷の会食や、靴を脱ぐ訪問先がある | 脱ぎ履きのしやすさ | 履き口のゴム(ゴア)、紐のないスリッポン |
雨の日の外回りが週に何度もある人は、防水の裏地(GORE-TEXなど)を使った靴を候補に入れます。防水の靴は、晴れの日の蒸れも考えて選びます。
3. 歩きやすさで選ぶビジネスシューズ3足
メーカーの公式ページで、底の素材・重さ・幅などの仕様を確かめることができた3足です。価格の目安として、楽天市場で「歩きやすい ビジネスシューズ」を検索すると、上位3件は2,150〜12,980円でした。3足の価格とサイズの在庫は時期と店で変わるため、リンク先で確かめてください。
| 商品 | 形 | 公式ページで確かめた仕様 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| テクシーリュクス TU-7031 | 外羽根プレーントゥ | 甲はソフト牛革、底はEVAのインジェクションソール | 1日の歩く距離が長い |
| テクシーリュクス TU-7010 | 内羽根ストレートチップ | 幅広設計、履き口の内側に伸縮するゴア | 足の幅が広い、靴を脱ぐ訪問がある |
| ロックポート スタイルリーダー2 バイクトゥ オックスフォード | バイクトゥ(つま先に縫い目のある形) | 片足約320g、EVA素材、かかとに衝撃を吸収する「truTECH」 | 重さを比べて選びたい |
テクシーリュクス TU-7031:軽さとクッションを優先する人に
アシックス商事のテクシーリュクス TU-7031 は、甲に光沢のあるソフト牛革、底にEVAのインジェクションソールを使い、軽さとクッション、曲がりやすさに配慮したと説明しています。EVAの底でクッションと曲がりやすさを優先したい人に合います。重さは公式ページに書かれていないため、軽さで比べたい人は店頭で持ち比べるか、販売店の商品ページで確かめてください。
テクシーリュクス TU-7031
EVAの底で、軽さとクッションを優先したい人に
テクシーリュクス TU-7010:幅広で、靴を脱ぐ訪問が多い人に
TU-7010 は内羽根のストレートチップで、幅広設計と、履き口の内側に伸縮するゴア(ゴムの布)があり、紐をほどかずに脱ぎ履きしやすい作りです。小指の付け根が当たりやすい人や、座敷の会食で靴を脱ぐ人に合います。雨の日が多い人は、同じシリーズに GORE-TEX の裏地を使った TU-8002(内羽根ストレートチップ)もあります。
テクシーリュクス TU-7010
幅広でゴア付き。靴を脱ぐ会食が多い人に
ロックポート スタイルリーダー2:片足の重さで比べたい人に
ロックポートの「スタイルリーダー2 バイクトゥ オックスフォード」は、片足約320gと重さを公表しています。底にEVA素材を使い、かかとには衝撃を吸収する「truTECH」を入れています。今の靴の重さを量り、それより軽いかで決めたい人に合います。つま先に縫い目の飾りがある形なので、式典の日は別の靴を用意します。
ロックポート スタイルリーダー2 バイクトゥ オックスフォード
片足約320g。重さで比べて選びたい人に
4. 靴を替えても疲れるときは、痛む場所で原因を分ける
歩きやすい靴に替えても疲れるときは、痛む場所から原因を分けると、次に買うものが決まります。靴を買い直す前に、下の表の「まず試すこと」から始めてください。
| 痛む・疲れる場所 | 原因の候補 | まず試すこと |
|---|---|---|
| かかと | 靴が大きく、歩くたびにかかとが浮く。底が硬い | 紐を締め直す。かかとにクッションのある中敷きを入れる |
| つま先・小指の付け根 | 幅か長さが足りない | 足を測り直し、幅広の靴か、1つ上のサイズを夕方に試着する |
| 土踏まず・足裏 | 足裏を支えるものがない | 土踏まずを支える中敷きを入れる |
| 夕方だけきつい | むくみ。試着が朝だった | 夕方に試着し直す。紐で締め具合を調整することができる外羽根を選ぶ |
| 足の中が蒸れて疲れる | 汗が抜けない。靴下が厚いか、汗を吸わない | 靴下の素材と厚みを替える。同じ靴を2日続けて履かない |
痛む場所ごとに、まず試すことを決めます
痛みが何日も続くときや、しびれがあるときは、靴を替える前に整形外科などで相談してください。
同じ靴を2日続けて履かず、1日休ませる
外回りの1日で、靴の中は汗で湿ります。2足を交互に履き、1足を1日休ませて湿気を抜くと、中敷きと甲の革が乾いた状態で次の日に履くことができます。休ませる日は、木製のシューキーパーを入れて、歩いてできたしわを伸ばしておきます。ベルトも同じ考え方で、2本を交互に使うと1本が休む日ができます(長持ちするベルトの選び方)。
5. 靴が決まったら、ベルトは靴と同じ色にする
スーツの日は、ベルトを靴と同じ色(黒の靴には黒のベルト、茶色の靴には茶色のベルト)にそろえます。当ブログの Search Console の検索データでは、2025年6月〜2026年9月に、ベルトと靴の色を扱った記事が「ベルトと靴の色」で543回、「ベルト 靴 色」で446回、「靴 の 色 選び方」で292回、検索結果に表示されていました。靴とベルトの色の合わせ方を調べる人がいることがわかります。靴の色に合わせてベルトを選ぶときのポイントは、失敗しないベルト選びの記事にまとめています。
2025年6月〜2026年9月に、当ブログの長持ちするベルトの記事から購入された「最強ベルト」13本は、すべてブラックでした。ベルトの記事から黒を選ぶ人が多い傾向は、靴の色と関係があるかまではわかりません。1足目に黒のビジネスシューズを選んだ人は、ベルトも黒から合わせると、黒の靴を履く日はいつも同じベルトで済みます。
外回りで雨に濡れる日や、汗をかく夏を考えると、ベルトも水に強い素材が合います。STYLE=の「最強ベルト」は、特殊な高機能材と天然皮革(牛革)を組み合わせた防水の天然皮革を使った、日本製のビジネスベルトです。
- 価格:7,780円(税込)
- 色:ブラック・ブラウン(ブラウンはMだけ)
- サイズ:M(全長105cm、ウエスト95cmまで)、L(全長120cm、ウエスト105cmまで)
- レビュー:評価4.2(251件)
6. まとめ
歩きやすいビジネスシューズは、次の順に決めます。
- 底はラバーかEVA。EVAはかかとにラバーを貼ったものを選ぶ
- 重さは片足の表記で比べ、書かれていなければ店頭で持ち比べる
- つま先の付け根で曲がるかを手で確かめる
- 幅は表記で決めず、足を測って夕方に試着する
- 1日で一番長い場面(歩く・階段と雨・立つ・脱ぐ)で、優先する点を1つ決める
靴を替えても疲れるときは、痛む場所から、サイズ・中敷き・靴下のどれを直すかを決めてください。靴が決まったら、ベルトを靴と同じ色にそろえると、足元から腰回りまでがまとまります。
記事内の情報は2026年10月時点のものです。