名刺入れとコインケースで新商品の開発をすすめています。
今回重視したのは
一流の日本の技術
というわけで、その道50年の超ベテラン職人さんを抱える工場、株式会社ナダヤに行きました。
革選び
エンボス、シュリンク、ガラス、オイル、ヌメ...etc
何でもありました。
その中でにおいや手触りを、革らしさが前面に出たものを目指して、選んでみました。
ちょうど下の写真で広げている革を選びました。
3ヵ月待ちの超人気工場
革を選んで商品のデザインの大枠も決めていざ発注!
と思って
「いつごろあがってきますか?」
と聞いてみました。
「90日くらい」
色んな所からとってもたくさんの発注があるので、それだけかかってしまうんだそうです。
腕がいい証ですね。
(ちなみに不良品率は驚異の0%だそうです)
品質からして、プレゼントとかであげるにふさわしいモノになりますから
クリスマスとか、楽しみに楽しみにしてほしいなあ。
と思っています。
製造の様子
試作品
あがってきたサンプルを実際に使ってみると改善したほうがいい箇所や設計の不備が見つかり、5回修正を施しました。
5色展開なので他は確認していませんが、一部をお見せするとこんな感じ。
名刺入れとコインケースです。
コインケースは割とオーソドックスですが、名刺入れが尖ったデザインになっています。
肌色の部分が見えているかと思います。
S字のカットを施して臨時でものを入れておけるようにポケットを用意したことと、ワンポイントの色見せが目的です。
また、カットがS字なのはSTYLE=の"S"を象ったブランドロゴ的な意味合いもさりげなく含ませています。
ハイグレードのイタリアンレザー×その道50年の職人業
手触り、ツヤ感からにおいまで"革らしさ"が全面に出たイタリアンレザーを選びました。
色は写真のとおり、レッド、ネイビー、ブラウンと
写真にはないブラックとカーキーです。
こんな感じでカラースウォッチをいただいてきた。
内装には最も本来の姿に近いということでヌメ革を採用しています。
↑ヌメ革。型押しとか表面加工を施していない革だと思ってもらえればOK。
STYLE=の今までの売れ筋は型押しのものが多かった。
ある意味"革らしさ"のある自然の美しさよりも型押しなど人の手が入った"人工的"な美しさだったとおもう。(どっちがいいとか悪いとかはないんだけれど......)
デザイン上の特徴
想定販売価格が8,000~10,000円くらいなので、とにかくたくさん入るみたいなやや無粋な形状よりもスタイリッシュさを求めてみました。
というのも、定番の名刺入れだと横幅は一般的な名刺の長さ+遊び+マチの折りたたみ分で横幅は110mmほど、でも今回は105mmとし、遊びを無くしてサイズの最適化を図っています。(当初は95mmで指定していたが、サンプルを使ってみた結果105mmに落ち着いた)
これが設計図の原案
さて、どれだけの人が気に入ってくれるんでしょうか。
たのしみ。
完成品